藤井聡太 に学ぶ No.0009-052
第30期竜王戦(6組ランキング戦)
主 催:読売新聞社
対局日:平成29(2017)年03月16日
先手▲:藤井 聡太 四段
後手△:所司 和晴 七段
図は、△8五歩打の継ぎ歩に、▲同歩、△同桂(73)の局面。
ここで、藤井聡太の「次の一手」を改めて考えてみよう。
藤井聡太 Playback next move
正解は、▲8八香打
本局は、先手藤井・後手所司、角交換腰掛銀模様の展開。
図は、先手藤井が1筋で香を交換後、後手所司が2筋で歩の突き捨てから、継ぎ歩で桂を活用した局面だ。
藤井は、ここで▲7七銀を逃げずに▲8八香打。
ここで、所司が▲7七桂成と銀を取れば、藤井に△8二香成の飛取りがあって、藤井良しとなる。
所司△2二銀の壁銀を咎める形となるのだ。
本譜は、以下△8三香に、▲8五香、△同香、▲8六歩、△同香、▲同銀、△同飛、▲8八香と進み、形勢は、藤井に大きく傾く。
なお、対局結果はこちら ☞ 公式戦第0009局