藤井聡太 に学ぶ No.0012-084
第30期竜王戦(6組ランキング戦)
主 催:読売新聞社
対局日:平成29(2017)年04月13日
先手▲:藤井 聡太 四段
後手△:星野 良生 四段
図は、△1五銀(14)、▲2九飛(26)、△2四銀と引いた局面。
ここで、藤井聡太の「次の一手」を改めて考えてみよう。
藤井聡太 Playback next move
正解は、▲4二歩打
戦型は、先手藤井・後手星野の相矢倉。
図は、△1四銀を△1五銀~△2四銀で、玉頭を厚くしながら△1七歩成を狙った局面。
星野には、入玉も視野に入っていたかも知れない。
図で、藤井は▲4二歩打。
A級在位通算24年、往年の「小太刀の名手」丸田祐三九段を彷彿とさせる軽妙手だ。
次に▲4一歩成が厳しいため、星野は手を抜くことができない。
本譜は、以下△4二同金に、▲7三歩成、△同桂、▲7四歩打から、先手藤井が桂を入手後、▲3四桂打を実現して勝勢となった。
なお、対局結果はこちら ☞ 公式戦第0012局