藤井聡太 ”羽生に挑む” ②
羽生vs藤井:年度別/全成績
プロ棋士デビュー(四段昇段)後、5期・5年の全成績について、比較してみた。
注① 羽生の四段昇段は1985年12月18日で、年度別の成績は’86年度以降が対象となる。
注② 藤井の四段昇段は2016年10月01日で、年度別の成績は’17年度以降が対象となる。
注③ 羽生の対局数には、持将棋1を含めていない。
対局数の比較
対局数の合計を比較すると、羽生が275局、藤井が253局で、羽生が1割弱程度多い。
勝ち数の比較
勝ち数の合計を比較すると、羽生が215勝、藤井が213勝で、ほぼ互角である。
勝率の比較
単年度毎の勝率を比較すると、5箇年度すべてにおいて、藤井が羽生を凌駕している。
8割以上の勝率は、羽生が表の87・88年度に加えて、95年度(0.836)の3回である。
対して、藤井はデビュー以来、既に4箇年度連続で8割以上の高い勝率をあげている。
なお、5箇年度合計の勝率では、羽生が0.782、藤井が0.842となっている。