0037：菅井　竜也七段 ③

菅井竜也七段、プロフィール

　日本将棋連盟のホームページから簡単に紹介します。

○棋士番号：２７８
○生年月日：平成04(1992)年04月17日
○出身地　：岡山県岡山市
○師　匠　：井上慶太九段
○クラス　：竜王戦　４組
　　　　　　順位戦　Ｂ級１組(11位)
○タイトル：なし
○昇段履歴：2004年09月　奨励会入会
　　　　　　2010年04月　四段
　　　　　　2011年08月　五段
　　　　　　2015年03月　六段
　　　　　　2015年11月　七段　　　　　　

藤井聡太、Ｂ級１組所属棋士との初対局

　これまでの通算成績は、３４勝２敗です。
　順位戦Ｂ級１組以上の棋士とは、本局が初対局となります。

　本局は、王将戦の一次予選です。
　手番は、振り駒で菅井竜也七段の先手番となりました。

第67期王将戦、一次予選

○主　催：スポーツニッポン新聞社
　　　　　毎日新聞社
○棋　戦：第67期王将戦
○備　考：一次予選

○対局日：平成29(2017)年08月04日
○対局場：関西将棋会館
○持時間：各３時間、あと一手１分以内

　　　▲：菅井　竜也　七段　(25)
　　　△：藤井　聡太　四段　(15)　

注：括弧内は、対局日現在の年齢、順位戦所属クラス、順位を表記しています

中盤の攻防

　再掲第0７図は、▲２八銀(39)、△４三金(52)と、進んだ局面です。

（再掲第０７図から）
①▲３六歩　　②△５四歩
③▲３五歩　　④△５五歩　（第０８図）

①次の▲３八飛が常用手段です。
　攻めは▲５九角～▲２六角の転換や、受けは▲３七銀引～▲３九金と玉を囲う場合もあります。
②▲９五角や▲７五歩が見えるため、ここでの△５四歩は突きにくい。
③後手玉頭へ揺さぶりをかけます。
④アマチュアなら△３五同歩が無難かもしれません。

（第０８図から）
①▲３四歩　　②△８六歩
　▲同　角　　③△５六歩　（第０９図）

①△同金なら、▲３八飛の狙いでしょうか。
②飛先の歩の突き捨ては手筋です。
　▲同歩なら、△８八歩、▲同角、△８六飛、又は△６五桂を狙います。
　▲同角なら、△８六飛を狙います。
③△４五歩が狙いです。

（第０９図から）
①▲同　飛　　　△４五歩
　▲５五銀　　④△５四歩　（第１０図）

①△４五歩に、▲５五銀を準備しています。
②△４五歩からの継続手です。
　▲６四銀には、△８六飛でしょうか。

　第１０図、ここで、本日も、先手菅井七段が、指した次の一手は何か。
　正解は、明日の第３譜で・・・。