藤井聡太 ”羽生に挑む” ⑦
羽生vs藤井:年度別/王将戦成績
プロ棋士デビュー(四段昇段)後、5期・5年の王将戦成績について、比較してみた。
注① 羽生の四段昇段は1985年12月18日で、年度別の成績は’86年度以降が対象となる。
注② 藤井の四段昇段は2016年10月01日で、年度別の成績は’17年度以降が対象となる。
羽生の成績
羽生は、5期・5年、1次予選までが2回、2次予選までが2回、すべて予選落ちとなっている。
1次予選での通算成績は07勝01敗で、勝率は0.875。
2次予選での通算成績は01勝03敗で、勝率は0.250となっている。
羽生を以てしても、予選の壁は厚かったのだ。
藤井の成績
藤井は、1期目・2期目ともに、2次予選で、予選落ちとなっている。
しかし、3期目には、挑戦者決定リーグ戦まで、勝ち進んでいる。
リーグ戦では、最終の広瀬章人八段に勝てば、タイトル初挑戦となったが、最終盤に頓死で長蛇を逸してしまった。
最終成績は、4勝2敗で、リーグ残留。
4期目は、リーグ戦3連敗から3連勝と盛り返したが、順位の関係で、惜しくもリーグ戦から降級となった。
結果論ではありますが、前期最終戦に勝っていれば、例えタイトル挑戦に失敗していても、リーグ戦には残留できていたのです。
1次予選での通算成績は10勝02敗で、勝率は0.833。
2次予選での通算成績は03勝02敗で、勝率は0.600。
挑戦者決定L戦での通算成績は07勝05敗で、勝率は0.583となっている。