藤井聡太 ”羽生に挑む” ⑥

羽生vs藤井:年度別/王座戦成績

 プロ棋士デビュー(四段昇段)後、4期・4年の王座戦成績について、比較してみた。

年度別/王座戦成績

注① 羽生の四段昇段は1985年12月18日で、年度別の成績は’87年度以降が対象となる。

注② 藤井の四段昇段は2016年10月01日で、年度別の成績は’18年度以降が対象となる。

羽生の成績

 羽生は、4期・4年、1次予選までが3回、2次予選までが1回、すべて予選落ちとなっている。

 1次予選での通算成績は14勝04敗で、勝率は0.777。

  この勝率を持ってしても1次予選を勝ち抜くことが、できないのだ。

 1回負ければ即終わりとなるトーナメント方式の予選が、如何に厳しいものかを良く物語っている。

 2次予選での通算成績は01勝01敗で、勝率は0.500となっている。

藤井の成績

 藤井は、1期目で大活躍して、1次予選~2次予選、挑戦者決定T戦まで勝ち進んだが、準決勝で惜しくも斎藤慎太郎七段に敗れた。

 以後、2期目は挑戦者決定T戦で、3期目は、2次予選で敗退している。

 今期、4期目は王位と棋聖のタイトル保持者として、挑戦者決定T戦からのスタートとなる。

 1次予選での通算成績は04勝00敗で、勝率は1.000。

 2次予選での通算成績は03勝01敗で、勝率は0.750。

 挑戦者決定T戦での通算成績は02勝02敗で、勝率は0.500となっている。

<補足>

 第69期王座戦、挑戦者決定T1回戦(藤井聡太二冠vs深浦康市九段)が、明日5月6日に、東京将棋会館で行われる。